2018年12月、看護師限定の「かたりば」が始まりました。
多職種連携が叫ばれる中、不思議に思う方もおられたかもしれません。
私は「多職種連携」と言うのは
それぞれの職種が精一杯の自分の職務で
患者さんのために何ができるかを追求した先に
多職種で知恵を出し合うものだと考えています。
そうでないと
「多職種」ではない「人の集まり」なのです。
ダブルライセンスを持つナースなどは
他職種の視点を持っているものの
「看護」と言う専門職が考え抜く時間を忘れてしまいがちです。
そして、今
他職種への遠慮や他職種からの権威勾配から
「看護のやりがい」をどんどん損なわれています。
学術的にレベルの高い研究や論文も患者さんのために必要です。
それ以前に「看護師の役割」について
もっと発揮したいと言う思いを
語る場が必要だと感じています。
コロナ禍で現場を守ることに必死で、「私は何をしているのだろうか」と
思い悩むナースのご相談もお受けすることが増えました。
また「患者さんを守るために」自分の仕事の役割の大切さを信じるナースがいなければ、このコロナ禍は乗り越えられなかったと感じている方もおられます。
でも、その頑張りを大っぴらに主張せず
淡々と大切に毎日を紡いでいるナースのその真摯な姿勢に
何度も現場で私は涙し、励まされました。
そんなナースたちの働きがいを支えるのは「対話」です。
立ち止まる時間のないナースにとって
「信頼」と「対話」を業務の中で紡ぎ出すのはとても大変なことです。
だからこそ、皆さんにぜひ集まっていただき、
自分の「看護」について語り合う時間を取りたいと思います。
その先にあるのは
看護師の大いなる自己肯定と
患者さんのために
何ができるのだろうかという「純粋な思い」に他なりません。
今の語りは、今しかない。
是非皆様のご参加をお待ちしております。
ナースのかたりば 主宰 JRIHDO 塚本知恵子
|